介護施設に入居者様へ毎日必ず提供されているケアサービスの1つに口腔ケアがあります。
口腔ケアには口腔内の清潔を保つといった目的がありますが、それ以外にもドライマウスの予防や治療にも効果を発揮します。ドライマウスは口腔内が乾くことによってさまざまなリスクが生じる、高齢者に多く見られる症状の1つです。

ドライマウスの症状

ドライマウスとは、唾液の分泌量が減ることで口の中がパサパサと乾き、喉が乾燥する状態のことを言います。また唾液の分泌量が減ると口や喉が渇くだけでなく、しゃべりにくくなったり、乾いたものや硬いものが食べづらくなるなどが起こります。

このドライマウスの悩みを抱えている方は潜在的な悩みを抱えている方も含め、推定3000万人とも言われていて、この数値は単純に計算すると、日本の総人口に対して約4人に1人がこういったドライマウスの症状を実感しているとも言えます。

ドライマウスになる原因

高齢者がドライマウスになる原因にはさまざまなものがあると言われていますが、代表的なものに「内服している薬の副作用」「過度のストレス」「加齢に伴う筋力の低下」という3つがあります。以下ではこの3つの原因について詳しく解説します。

内服している薬の副作用

高齢者の中には高血圧や糖尿病など多くの疾患を抱えている方もいます。そういった疾患の治療や予防のために降圧剤や血糖値の安定剤など、多くの内服薬を常用されているケースがあります。こういった内服薬を常用すると副作用として口が渇くという症状があらわれることがありドライマウスを引き起こす原因となることもあります。

過度のストレス

これは高齢者に限らず、人は緊張する場面やイライラするなど、過度にストレスがかかる場面に遭遇すると口の中が渇きます。こういった時は上手く口が回らなくなったり上手くしゃべれなくなったりします。こういったことは一度くらい誰でも経験されていると思います。高齢者は些細な出来事がストレスの原因となります。

トイレに行こうと思ったがうまく足が動かなかった。食事が上手く飲み込めない。今日の日付が思い出せないなど、高齢者はこのような日常で起こる些細な出来事がストレスとなり、口の中が渇く原因となって、ドライマウスを引き起こす原因となることもあります。

加齢に伴う筋力の低下

口を動かすといった動作では顎や頬などの口のまわりを囲む筋肉が動いています。そして口を動かすといった動作がおこなわれることで、唾液が分泌されます。

唾液が十分に分泌されるためには口を動かし口のまわりの喉や顎、頬などの筋力が確保されなくてはいけません。このような口を動かすために必要となる筋力が低下することが結果として、ドライマウスの原因ともなります。

ドライマウスのリスク

ここでは高齢者がドライマウスになることでどのようなリスクがあるのかを解説します。

誤嚥性肺炎のリスク

高齢者のリスクの中でも代表的なものの1つに誤嚥性肺炎があります。
これは食物を口に入れて飲み込んだときに食物を十分に口の中で砕かれないまま飲み込んでしまう。このようなとき、高齢者は飲み込む力が弱くなっていることで食物が食道へ入らずに気管に入ってしまいます。気管に入った食物が肺にまで達することで肺が炎症を起こし肺炎を発症する症状です。症状が重篤なものとなると死に至ることもあるとても危険な症状です。

私たちは口の中に食べ物が入ると唾液によって食べ物が柔らかくなり、柔らかくなった食べ物をさらに咀嚼することでさらに唾液が分泌され、食べ物をのどに詰まらせることなく安全に食道に流し込むことができます。

しかしドライマウスになると口の中が乾き唾液の分泌量が減るので、食べ物が唾液で砕かれにくくなり、誤嚥性肺炎を起こすリスクが高くなります。

虫歯や歯周病のリスク

唾液には口の中で発生するさまざまな雑菌への自浄能力があります。
唾液の分泌が衰えると、口腔内で発生した虫歯菌などを自浄する能力が衰えて、虫歯や歯周病を起こすリスクが高くなります。また虫歯などを発症することで口臭などの原因となることもあります。

介護の現場で抗菌清拭タオル製造機 FINDを使うメリット

毎食後に口腔ケアを行う介護施設では、ご自分で歯磨きやうがいができない高齢者への口腔ケアの介助をするために、1人の介護職員が、10数人の高齢者へ口腔ケアの介助をおこなっている場合もあります。人手が足りない介護の現場で、口腔ケアの介助はとても負担の大きなケアの1つです。
こういった人手が足りていない介護の現場でこそ抗菌清拭タオル製造機 FIND(以下、FIND)を使うメリットがあります。

口腔ケアにかかる看護・介護現場の負担軽減に貢献できる

介護の現場では毎食後、ご自分でうがいや歯磨きができない高齢者への口腔ケアの介助をするために、洗面台の前などで1人1人の高齢者の入れ歯を外し、流水ですすぎブラッシングをします。入れ歯をブラッシングした後には、口の中に残った食べ物のカス(食物残菜)を湿らせたガーゼなどで取り除き、舌の上にこびりついた汚れも取り除きます。

ドライマウスの高齢者には、頬や上顎、下あごの内側などを、口の中を傷つけないように注意しながらマッサージをおこないます。

日中ですら人手が足りない介護の現場ではこれが深夜になるとさらに人手が少なくなりますから、就寝前や起床時などの深夜や早朝に口腔ケアをおこなう介護職員の負担はさらに大きなものとなります。

こういった人手が足りない忙しい介護の現場でもFINDがあれば、ボタン1つですでに湿っている状態で出てきます。ガーゼを使用する口腔ケアと違い、湿らせる手間が全くないので、口腔ケアや口腔内マッサージにかかるケアの負担軽減に貢献できます。

口腔内マッサージでドライマウスを予防する

ドライマウスの予防・治療に効果を発揮するケアに「口腔内マッサージ」があります。
口腔内の粘膜は表面を刺激されることで、唾液の分泌が促されます。口腔ケアをおこなう際に指先に保湿剤を付けて、頬の内側や、舌の表面、下あごの内側などをマッサージすることで唾液の分泌を促すことができます。
この口腔内マッサージを、口腔ケアをおこなう際に定期的におこなうと、よりドライマウスの予防に効果があります。口腔内マッサージをおこなう際に注意しなければならないのが、高齢者の口腔内を「傷つけない」「雑菌を入れない」ことです。

FINDの抗菌タオルは柔らかい天然繊維を使っていて、高齢者の口腔内を傷つけることなく、清潔に安心して口腔ケアやマッサージをおこなえるので、毎食後の高齢者への口腔ケアの際に、FINDを使って口腔内に残った食物残菜を取り除くことができます。
また、口腔内マッサージの際にも、頬の内側や、舌の表面、下あごの内側などをFINDの抗菌タオルでマッサージすることで唾液の分泌を促し、ドライマウスの予防に効果を発揮します。

毎日の労務削減に貢献|医療・介護施設などで効果を発揮

ここまで、高齢者のドライマウスについて、原因や症状、リスクなどについて解説してきました。そして FINDが、高齢者のドライマウス予防に効果を発揮し、介護の現場で負担の大きいケアの1つである口腔ケアの負担軽減につながることについても解説してきました。

FINDでは、「抗菌液ニュークリーンスター」という抗菌・消臭剤を使って、抗菌タオルを湿らせるので清潔で安全です。消臭作用もあるので、臭いに敏感な高齢者にも安心して使っていただけます。そして、清潔で安全なだけでなく、使い捨てなので、使った後の洗濯や乾燥、タオルを巻いて保温機などに入れる手間もいりません。

高齢者の口腔内はとても傷つきやすく、介護者の指先にかかるちょっとした力の入れ具合で簡単に傷ついてしまいます。 FINDの抗菌タオルは、100%天然素材を使った柔らかい素材を使用しているので、傷つきやすい高齢者の口腔内の皮膚を傷つけることなく、安全に口腔ケアをおこなうことができます。安全にマッサージすることができるので、ドライマウスの予防に効果を発揮します。
高齢者のドライマウス予防、施設での口腔ケアにかかる負担軽減などについてご検討されているのであれば、ぜひ一度 FINDを試されてみてはいかがでしょうか。

業務改善には費用、投資対効果が大きな懸念材料として挙がりますが、FINDは使ってみて現場に合わないとなれば翌月解約することも可能です。 消耗品を最少数発注して、スモールスタートできます。 とりあえず使って評価した方が、手っ取り早いという場合には、10日間の無料トライアルがおすすめです。

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